「夢はいつでも“ル・マン24時間出場!”ですよ。マッチみたいにタレントになれば出られるかなと思って、芸能学校に通ったこともあったんですよ、マジで!(笑)」
そう語るSさんは、大人の遊びたるカーレースで、アマチュアドライバーとして華々しい成績を残してきた。最近はサーキットから遠のきつつあるが、つい先日サーキット走行用のジュリア・スパイダーを購入し、レース復帰を狙っている。
そんなレース三昧のSさんだったが、友人の家に感銘を受け、家造りに本気で取り組むことになった。目指した家造りのテーマは、“イタリア北部のプチホテルのような家”。しかし、実はもうひとつ秘められたテーマがあった。それは、“夜キレイな家”、“エロスを感じさせる家”……。夜の室内外の照明がムードを醸し出し、大人の時間を演出してくれる家ということらしい。
そんなこだわりのプランを現実のものとする大役を引き受けたのが、“エヴァソン マッコイ ホームズ”だった。フラットなパネルがモダンな印象を受ける外観は、“イタリアン・スタイル”。これから人気が高まるのは必至のデザインだという。室内はシンプルながら、所々にアーチを取り込んだり、縦長の窓や鏡、照明など効果的なパーツ使いで、設計の巧みさを感じさせている。
特に2階部分は、ほぼワンフロアのLDKという思い切った間取りになった。しかも、その半分のスペースを占めてどんと置かれているのが、Sさん希望のビリヤード台だ。さらに、このフロアの開口部は北向きのテラスで、陽光がさんさんと差し込むといったものにはなっていない。その分、夜になると間接照明のみというやや暗めの灯りが室内をどことなく妖しげな雰囲気にしている。確かにSさんの思惑通りの仕上がりになった。
夜ともなると、S邸はライトアップされる。椰子の木がスポットに照らされて、揺れる影がエキゾチックな外壁に映し出されている。玄関ドアからもれてくる室内の明りが石畳を照らす。表札をぽっかりと浮かび上がらせる淡い光は、何かのサインのよう。イタリアの見知らぬ町の夜に佇んでいるような錯覚を覚える。
そんな漂う雰囲気にも、Sさんの仕掛けがあるように感じられてしまう。形の美しさだけではない。漂う色香すら感じさせる家。どうすれば、こんな家ができるのだろう? |
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| 夜な夜なビリヤードを楽しむSさん。クルマとガレージ、そしてビリヤードと、自分の趣味を巧みに取り入れた家造りを果たした。コンッという球が弾かれる乾いた音すら、家の一部のようだ。 |
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| アーチの奥に引っ込んだ造りの玄関ドア。その小空間では、特注の金属プレートの表札を、ダウンライトが淡く照らし出している。上部のアーチ状のデザインにも注目。 |
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| リビングからダイニング・キッチンを見る。このアーチ状の間敷居がカッコいい! 地中海っぽいっていうの!? 左側がテラスで、そこから明かりが差し込んでいる。 |
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| 2階LDK に面し、テラスが設けられている。日中は涼しげで爽やかな雰囲気だが、夜ともなれば白熱球が淡い光を投げかける。かなり気がきいた大人のための演出だ。 |
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| 最近レストアから上がってきたアルファ・ロメオジュリアスパイダー。この実にキレイなクルマでサーキットを走るという。大好きな愛車が収まるガレージも、この家の大事なポイントだ。 |
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