安全な階ってあるの?
最新の設計基準をクリアするようにきちんと設計してあれば、どの階が安全で何階建てが安全というものは基本的にありません。築年数の経っているもの、老朽化した建物、施工不良の建物などは危険度が増すのです。低い建物であればリスクは比較的少ないと考えられます。
一方、超高層マンションはとても危険なようですが、その建設には高い技術力が必要です。大手の設計事務所・施工会社が造っているのでまず心配はありません。でもその場合は、「免震構造」がなされているかどうかを必ず確認しましょう。されていない建物は、高層階の方が揺れが大きいので震災時に室内にいると不安に感じる人もいます。
最上階ってどうなの?
上にだれも住んでいないという開放感があって良さそうですが、屋上に照りつける日光の熱が直接伝わってくるので夏の暑さは覚悟しましょう。
暑いと言えば、ごくたまに見かける黒い建物。もちろん熱を吸収します…。
高層住宅の災害
災害を最小に食い止めるために、スプリンクラー(火災時に自動的に消火する天井についたシャワーのような設備)などの防災設備、脱出装置(避難ハッチなど)の確認をしておきましょう。作動するかの確認も必要。設置するだけで定期チェックをしていない管理会社は危険です。
災害に気付くのが遅くなる場合が多いですが、まずは慌ててはいけません。
煙の進入を防ぐために、ドアなどにはぬれタオルや衣類などで目張りをしましょう。電話が通じるときは119番に電話して、自分が閉じ込められていることを知らせます。
外部から目に付きやすいものを振って助けを求めたり、恐くて声が出ないときは、近くにあるものを叩いて音を出して居場所を知らせましょう。
ベランダに設けられている隣との仕切り板を足で蹴って壊して、隣へ避難するか、避難用タラップのあるところではタラップを使って下の階まで降ります。
下にも横にも逃げられないときには、屋上へ避難し消防隊の助けを求めましょう。