気持ちよく晴れたある日、主婦が洗濯物を干していたときにベランダごと落下!?そんな恐ろしいことがあるのか!と思うかもしれませんが、事実あったのです。
ベランダは通常「片持ち構造」といって、一辺だけを壁に支持されています。この部分の鉄筋の入れ方が非常に重要で、十分な「定着長さ(※)」を確保しなければベランダは落下する危険が増します。前述のようなベランダが落下した物件は、違法増築物件だった可能性があります。ベランダの端が上下壁でつながっていたり、柱でつながっている物件は安全と言えます。
※定着長さ
梁の鉄筋の端部を柱に埋め込んだり、床スラブ筋の端部を梁に埋め込んで接合部を強くすることを「定着」といい、鉄筋の端からの埋め込み長さを「定着長さ」という。鉄筋とコンクリートをしっかりと一体化させるために必要な長さ。
「現場管理」と「工事監理」 の違い
- 現場管理
- 工事管理とも言い、建設現場に出入りする技能者の作業管理、関連業者との調整から最適な施工方法の提示、コスト管理、安全管理に至るまで工事全体の進行を管理する業務のこと。これを実施する人を通称「現場監督」と呼ぶ。
- 工事監理
- 建築主の立場に立って工事を設計図書と照合し、工事が設計図書のとおりに実施されているかどうかを確認する重要な業務のこと。通常建築士だけが行える業務で、監理報告書が作成される。設計・工事監理と施工を別々の業者に依頼すると、工事監理を第三者の目で行ってもらえるというメリットがある。一般に設計事務所がこの業務を行う。
違法増築物件に出会わないためにも、工事監理が正しく行われているか、いたのかを確認しましょう。