
あなたは隣近所の住民の騒音に悩まされていないだろうか?まず、あなたのマンションの床素材が何でできているか、すぐにチェックしてみよう。
生活騒音の大問題!?
生活騒音とは、生活を営むうえで発生する、他住戸にとって気になる音のこと。主原因として「遮音の不備」によるものと「住まい方」によるものがあります。
生活騒音には、人間の声/足音や飛び跳ね音などの人間の移動によって生じる騒音/建具家具の動きによる騒音/入浴やトイレなど個人行為による騒音/家事による騒音などがあります。飼い主にとってはかわいいペットも、周りには騒音となることもあります。床リフォーム後に騒音がひどくなったと階下の住人から苦情があり、直張り床を重ね張りするなど改善はしたものの、やはりうるさいということで訴訟が続いているケースもあります。
床の素材
静かな環境を求めるなら、必ず入居前に床素材を確認しましょう。防音面を優先するなら、塩化ビニール製のクッションフロア(CF)がおすすめです。フローリングには防音タイプもありますが、賃貸マンションではあまり期待できません。
注意点は、物件表記に「フローリング調クッションフロア」を「フローリング」としている場合があることです。実際に目で見て、聞いて、確かめることが重要です。
- フローリング
- 長所:高級感がある/キズや汚れに強い
- 短所:下の部屋へ床衝撃音が伝わりやすい
- クッションフロア(CF)
- 長所:弾力性に富む/衝撃吸収性や遮音性に優れている
短所:ひっかきキズがつきやすい/熱に弱い
見た目重視の安いリフォームは禁物!
防音床材の遮音性能は床の構造によって異なります。大ざっぱに言うとカーペット張りのL値(※)はLL-40くらい、ワラ畳はLL-50、直張りの防音床は現在LL-40等級くらいまで性能が向上しています。最近はリフォーム対象になるマンションが増えていますが、あとのことを考えず、安易に見栄えだけを考えて表面を遮音性能の悪いフローリングにしてしまうと、騒音問題が生じかねません。
※L値
床の遮音等級。数値が小さいほど遮音性能が高い。軽量衝撃のLLと重量衝撃のLHがある。
遮音
等級 |
品確法
基準 |
椅子の移動音
物の落下音など |
生活実感
プライバシーの保護など |
| LL-25 |
|
通常ではまず聞こえない |
上階の気配を感じることがある |
| LL-40 |
|
ほとんど聞こえない |
気配は感じるが気にならない
上階で物音がするが、こする程度 |
| LL-45 |
等級5相当 |
小さく聞こえる |
スプーンを落とすとかすかに聞こえる
上階の生活が多少意識される状態 |
| LL-50 |
等級4相当 |
聞こえる |
椅子を引きずる音が聞こえる
上階の生活行為が意識される |
| LL-55 |
等級3相当 |
発生音が気になる |
スリッパ歩行音が聞こえる
椅子を引きずる音はうるさく感じる
上階の生活行為がある程度わかる |
| LL-60 |
等級2相当 |
発生音がかなり気になる |
スリッパの歩行音がよく聞こえる
上階の生活行為がわかる |
| LL-65 |
|
うるさい |
上階の生活行為がよくわかる |
| LL-70 |
|
かなりうるさい |
素足でも聞こえる
たいていの落下音ははっきり聞こえる |
Flash Player 8以上 をインストールすると構造の違いを図解でご覧いただけます。Internet Explorer 5以上(Windows版のみ)、Safari 1.3以上、Mozilla Firefox 1.0以上で動作します。
床騒音チェックシミュレーター

いったん入居したあとで生活騒音トラブルが発生してしまったら、なかなか簡単には解決できないのよね。
賃貸物件であれば、内装を勝手にいじることはできないし、できたとしてもかなりのコストがかかってしまう。また、工事期間中は一時的な住まいを確保する必要があるし、工事による騒音や振動も新たなトラブルの原因になるわ。
だから、生活騒音トラブルは未然に防ぐのがベスト!入居前にしっかりチェックして。